水虫は抗真菌薬で治療!

水虫は白癬菌というカビが原因です。高温多湿の環境だと活動が活発になります。抗真菌薬で治療し再発防止のため生活環境を改善しましょう。家族の方に移る恐れもありますのでそこにも注意しましょう。

痛い皮膚炎には抗真菌薬かフシジンレオ軟膏か

皮膚がただれたり赤く腫れたり、水ぶくれができて痛いといった症状が出たとき、とりあえず薬を塗っておこうと考えるのは当然かもしれません。しかし使用する薬を間違えると、まったく効果がないどころか、かえって悪化することもあるので注意が必要です。
痒くて痛い皮膚炎の代表例として、子どもに多いとびひがあります。小さな水ぶくれがたちまち全身に広がり、他人にも伝染することから「飛び火」と呼ばれます。その原因は黄色ブドウ球菌や連鎖球菌で、虫刺されなどで引っ掻いた傷口から侵入します。化膿して皮膚が破れると痛いし、痒いので爪で掻くと細菌が手の指から別の場所へ広がります。
フシジンレオ軟膏は、とびひに効き目のある薬のひとつです。これは細菌のタンパク質合成を阻害し、増殖を抑制する抗生物質です。ブドウ球菌や連鎖球菌に対して殺菌効果が高く、耐性化もあまり進んでいないと言われています。しかしフシジンレオ軟膏に限らず、抗生物質には効く病原体と効かない病原体があります。フシジンレオ軟膏の場合、ウイルスや真菌には効果を期待できません。
人間の皮膚には多数の細菌や真菌が寄生していますが、その大部分は悪さをせず、互いにバランスを保って生きています。しかし抗生物質で特定の菌だけを殺すとバランスが崩れ、別の菌が異常に繁殖して害を及ぼすことがあります。真菌が増殖して起きる症状には、抗生物質は効果がなく、抗真菌薬しか効きません。たとえば、おむつかぶれから生じる寄生菌性紅斑に抗生物質を塗ると、症状が悪化してしまいます。このような場合には抗真菌薬を使用します。
もちろん抗真菌薬も、使いすぎると耐性菌を生じます。抗生物質にせよ抗真菌薬にせよ、可能な限り使用を最小限に留めることが重要です。